不正のトライアングル:機会[1]

粉飾や横領、経営者や従業員、国内・海外、本社・支店・工場など、いろいろな不正があります。

不正に共通すると言われるのは、「動機」「機会」「正当化」の「不正のトライアングル」の考え方です。

これらの要素が重なり合うほど、不正が発生する可能性は高くなるというものです。

  • 動機:不正を行う動機。「おカネが欲しい」「業績連動報酬を達成したい」
  • 機会:不正を行うチャンス。「あのおカネは使い込んでもバレない」「こうすれば架空売上が計上できる」
  • 正当化:うしろめたさを打ち消す正当化。「みんなやっている」「結果的に会社のためになる」

不正は、会社にも、不正を実行した本人やその家族にも、多大なダメージを与えます。

まず会社にできることは、不正を行うチャンス「機会」を減らすことではないでしょうか。

内部統制=チェックの仕組みが、十分か、形骸化しているものはないか、機能していない拠点はないか。

不正実行者は内部統制のスキを突きますし、会社は変化し続けるため、永久に完璧な内部統制はありません。

(また、不正は防止できても、あまりに厳格すぎる内部統制は経営にマイナスに作用してしまいます)

不断の、継続的な内部統制のチェックが、不正を未然に防止する強力なツールになるのだと思います。

竹内由多可