ノーリスク・ノーリターン

【ノーリスク・ノーリターン】

何年も低金利が続き、普通預金はもとより、定期預金であっても利回りはないも同然です。

一方で、物価は落ち着いているので、「貯蓄が目減りしないのであれば運用益がなくてもよい」というのも一つの考え方ですが、「せっかくのおカネを寝させているのはもったいない」という考えもよくわかります。

ただ、運用するにしても、貯蓄が目減りしてしまっては困る。

だから、「元本が目減りするリスクがなくて、しかも利回りがよいものはないか」となるのですが、結論としては「そんな商品はありません」というのが事実であろうと思います。

リスクを取らなければリターンはありませんし、リターンは、どの程度リスクをとったかに大きく影響されるからです。

ましてや、世界中の投資のプロが参加している証券・商品・為替といったマーケットであればなおさらです。

元本毀損リスクを取らないのであれば、国債利回りとほぼ同じ水準のリターンしか見込めないのが現実です。

リスクをとってもよいのか、どこまでリスクをとれるか。

例えば、株式投資であれば余裕資金の範囲内が推奨されています。

なぜなら、暴落や最悪の場合にはゼロになるリスクもあるからです。

貯蓄の保有目的や、将来的な使途、現在自由に動かせるおカネとして必要な金額などを考慮し、正当なリスクをとって、リターンを目指すというのが正解だと思います。

もちろん、リスクをとったからといってリターンが保証されていないことは言うまでもありません。

【「今だけ」「あなただけ」「元本絶対保証」は全てウソ扱いで間違いありません】

なかなか信じ難いですが、毎年、何十億、場合によっては何百億といった被害額の詐欺事案が発生します。

パターンはだいたい決まっていて、口上も上記のようなものが多いように思います。

・情報は価値そのもの。そんな情報をなぜあなたにタダで持ち込むのでしょうか?

・安全性が極めて高いのは例えば日本国債ですが、日本国債ですらデフォルトの可能性はゼロではありません。「絶対」といった時点でウソです。

「100万円出資したら、3か月後に配当として3万円が振り込まれた。このままいけば1年で12万、10年で120万・・・」

ウソです。

入金された100万円から3万円を振り込んでいるだけです。振込原資がなくなったときにカラクリが露見するパターンです。

ノーリスク・ハイリターンは、ありません。貯蓄を減らしたくない、つまりリスクを最小限にするのであれば、貯金・預金・国債を選択するのだと思います。

竹内由多可

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