東証再編 東証一部→プライム

東証は、2021/2/15に以下を公表しました(リンク先はこちら)。

  • 市場区分の見直しに向けた上場制度の整備について-第二次制度改正事項に関するご説明資料-

これは、2020/2に公表された概要をベースにしているもので、今回の内容には特別なサプライズ感はないと思いますが、着実に再編スケジュールが進んでいるということだと思います。

いろいろなところで詳細な解説がされていますので、ここでは、私が考えるポイントのみを述べてみたいと思います。

一番のポイントは、東証一部の再編です(下記画像参照(東証HPより抜粋))。

  1. 流通株式の定義を厳しくし、その上で流通株式時価総額100億円以上、流通株式比率35%以上(つまり、明らかに特別決議(2/3)まで握っている企業にはプライムを認めないということ)を条件とする。
  2. ただし、「当分の間」現行基準を継続する経過措置が適用される。(「当分の間」の長さは未定)
  3. とはいえ、経過措置が適用されている間は、進捗状況が開示される(つまり、経過措置対象会社ということは明白)

つまり、現時点では一部上場であるが、プライムの上場維持基準に適合しない会社で、この先もプライムに上場したいという会社は、「条件をクリアしなければならない」という、ミッションが課せられているということです。

移行日は2022/4/4であり、その前には2021/6/30を移行基準日として適合判定、7月に会社に通知がなされます。

このため、この先は、従来にはなかった「流通株式数を増やす施策を実施する」「株価を高める施策を実施する」といった企業が増えるのではないかと思われます。

竹内由多可

前の記事

ノーリスク・ノーリターン