自転車の保険

密回避で自転車通勤に切り替えた、あるいはリモートワーク下での運動不足解消などで、自分や家族が自転車に乗る機会が増えた方も多いのではないでしょうか。

自転車は小回りが利き、電動アシストなら坂道もラクラク、またスピードも20km/hくらいは軽く出るタイプもあるなど、とても便利な乗り物です。

ですが、警察庁の統計によれば、自転車が関連する交通事故は、減少傾向にあるとはいえ、年間80,473件発生しています(道路の交通に関する統計(警察庁|e-Stat、R2.2.13)

自転車は、「歩行者同様、交通事故の被害者になりうる」という面と、「自動車同様、加害者になりうるという面」に十分留意する必要があると思います。

この「留意」、保険でいうと、以下のような手当をしておくということかと思います。

  • 被害者になりうる
    車と接触し、自身の死亡や、傷病、障害が残る。
    このとき、車側に非があったとしても、相手側に資力がなければ十分な賠償を受けられないことが想定されます。
    このため、被害者となったときに補償を受けられるタイプの保険への加入は検討する価値があるように思います。
    (もちろん、健康保険や医療保険でカバーされる部分もありますし、保険に入ればその分支出が増えますので、ご自身の家計での立場や他の保険でのカバー状況を勘案の上だとは思います。)
  • 加害者になりうる
    自転車は、自転車自体の重量と、運転者の体重を合計すると、軽くても50kgを超えるような物体です。
    その自転車と歩行者が接触、あるいは自転車どうしで接触すると、スピードや当たり所などにもよりますが、最悪の場合、相手方を死亡させてしまうこともありえます。
    もちろん、安全運転を心がけることが最優先ですが、自転車はどうしても車以上に、風でふらつく、道路の凹凸や砂利などにハンドルをとられるなどもありえるため、不測の事態への備えは必須ではないでしょうか。

自転車保険は、単独のものもあれば、自動車保険に特約として付加できるもの、ロードサービスのサポートとセットになっているものなど、様々なものがあります。

自転車に乗る頻度や自転車のタイプ(ママチャリかロードかなど)、どのような場所(郊外か街中かなど)で乗っているかなどを勘案し、最善の選択をしていただければと思います。

ご参考になれば幸いです。

竹内由多可