ニップン_サイバー攻撃で四半報3か月延長

ニップン(旧社名:日本製粉)がサイバー攻撃により、財務会計に関連するグループの多くのシステムが被害を受け、8/16が法定期限である四半期報告書の提出について、3か月後の11/15までの延長が認められたようです。

【8/16延長申請の適時開示(サイバー攻撃の概要の記載あり】→こちら

【8/16延長承認の適時開示】→こちら

同社は、上記のほかにも7/9、8/5、8/16に適時開示や自社HP上で本件について公表しています。

11/15と言えば、次回の四半期、同社で言えば第2四半期の四半期報告書提出期限日であり、私の知るところでは、このような長期間の延長が当初から認められることは極めて例外的です。

なぜなら、「できるだけ早く開示するように」というのが規制当局のスタンスであり、結果的に3か月延長になるにせよ、それは、1か月延長の承認が結果的に3回された(延長→間に合わないから再延長→間に合わないから再延長)、ということでしかありません。

だけに、今回の事案の決算報告体制へのダメージは、現時点で明らかに甚大だということがうかがわれます(現時点で、どうやっても3か月は必要という状況だということです)。

適時開示の中でも、外部専門家の見解を引用する形で「本件のようなこれほど広範囲に影響を及ぼす事案は例がなく、復旧、安全性の構築までには相応の時間と労力を要する」と記されています。

また、被害は決算報告面のみならず、販売管理システムにも及んでおり、ビジネス面でも甚大な被害が発生しているように見受けられます。

「暗号化」とありますので、身代金型のサイバー攻撃なのでしょうか。

経理部門、システム部門はじめ会社の方々は、何より体調にはご留意いただければなと思います。

ご参考になれば幸いです。

竹内由多可